はじめに
皆さんは、一人でディズニーランドへ行ったことがあるだろうか。大半の方は、ディズニー自体に行ったことはあっても、一人で入園したことは無いのではないか。
僕は、よく一人で入園することがあるが、友達に何度も言われた言葉がある。
「一人でディズニーランドに行って楽しいの?」
これだ。友達と行くディズニーは、ディズニーの世界観やアトラクションを楽しむのもそうだが、待ち時間に話したり、写真を撮ったり友達といること自体を楽しんでいる方も多いだろう。ぶっちゃけ、ディズニーの世界観自体が好きじゃないとひとりディズニーは楽しめないと思うかもしれない。
しかし、僕の主張は全く逆だ。むしろ、あまりディズニーが好きではない人にこそ、一人でディズニーに行ってみてほしいのだ。ということで、今回はおひとりディズニー常連の僕が、おひとりディズニーの魅力を解説する。
自分の”理想のディズニー”を体感せよ
さて、一体なぜディズニーがあまり好きではない人にこそ、おひとりディズニーをオススメするのか。それは、一人でディズニーに行けば他人に合わせる必要がないからだ。
ディズニーでのストレスの多くは、他人に合わせて行動するから発生している。自分はあまり興味のないアトラクションに長時間並ぶ。休憩したくても、友達の行きたいところを優先して我慢。こういった事態は、誰もが一度は経験しているのではないか。些細な事のように見えて、これが一日中続くと、かなりのストレスになる。よくディズニーデートをしたカップルは別れるといった迷信を耳にするが、恐らくはこれが原因だろう。
しかし、一人でディズニーに行けば、これらのストレスはすべて解消される。乗りたいときに乗り、食べたいときに食べ、休憩したいときに休憩する。すべてあなたの意志で回り方が決定する。まさにあなたの”理想のディズニー”を体感できるわけだ。
ディズニーで、ひとり旅
しかし、いくらストレスフリーといっても、高いお金を払ってわざわざ一人でディズニーに行きたくないという人もいるだろう。そこで僕が提案するのが、「おひとりディズニー=気軽なひとり旅」という考え方だ。
気分転換や自分へのご褒美として、ひとり旅に出る人は多いだろう。しかし、一人旅は交通費や宿泊費がかさみ、そう頻繁に行けるものではない。また、泊まるとなると日程調整も大変だろう。
それらの問題を一挙に解決することが出来るのが、おひとりディズニーだ。ディズニーなら1万円前後で簡単に非日常感を味わえる。また、関東圏にお住まいの方であれば、日帰りで行くことも容易だ。気軽に行けて費用も比較的安いひとり旅と考えれば、おひとりディズニーも現実的になってくるだろう。
おひとりディズニーと人目問題
最後に、おひとりディズニーの最大の問題について触れておこう。それは「人目が気になる」問題だ。やはり一人でディズニーに行くと、周りの人からの目線が気になるのでは……と思う方も多いだろう。
しかし、近年は一人でディズニーに行く人が増加している傾向にある。一度、ディズニー内のベンチなどで座って小一時間通る人を観察してみてほしい。想像以上に、一人でディズニーに来ている人がいることに気が付くはずだ。また、集団で来た人でも、トイレに行ったり個人的にお土産を買ったりするタイミングで一時的に一人で行動している人はたくさんいるので、一人でいること自体は全く目立つものではない。
また、キャストさんも、(当たり前だが)一人で来ている人に対して変な目を向けてきたりはしない。むしろ、僕の体感では会計や道を尋ねた際に、一人でいた方が話を振ってくれる気がする。ディズニーに関する雑学や面白い情報が聞けることもあるので、ぜひキャストさんと話してみてもらいたい。
さらに、最近発表されたバケーションパッケージ(ホテル宿泊)の新プランにおひとり用プランが追加されることが発表された。
今までは二人以上のプランしかなかったのだが、おひとり用プランが追加されたということは、オリエンタルランド側としても、おひとりディズニー需要が高まっているという認識なのだろう。
おわりに
いかがだっただろうか。まだまだ一人でディズニーに行ったことが無い人は多い。少しでも多くの人が、おひとりディズニーの楽しさに目覚めてくれれば、幸いである。
それでは、また次回。どうぞよしなに。